マイテンポで豪州田舎暮らし
海辺のいなか暮らしの日々あれこれ
オーストラリア生活

【衝突事故】生きててよかった…!!😭 車が大破する激しい事故に遭ったとき。

おもちゃのビートル

止まれ! 止まって!! 止まってーっ!!!

スピンし続ける車
迫るガードレール。

ロックされたハンドルを
握りしめながら
ひたすら祈る…。

 

こんにちは。ほのかです。

 

まさか自分がこんな事故に遭おうとは
思いもしませんでした。

運転歴ン十年にして
初めての事故。

 

滑っていた車は
ガードレールに当たる直前に
止まりました。

対向車線で反対を向いて。

 

割れたフロントグラス越しに
バンパーがめくれ上がって
いるのが見えます。

自動でハザードも点滅してる。

 

動かさなきゃ。
車を端に寄せないと。

かかるはずもない
エンジンをかけてみる私。

 

かかった!(うそっ😱)

でも前にも後ろにも動きません。
動くわけがない。

 

“Are you okay?!”

ドアを開けると
数人の人が立っていて
声をかけてくれました。

朝の散歩に通りがかった人たちです。

ひとりは顔見知りの
男性Dさんでした。

 

大丈夫。

…だと思う。

痛くて動かせないところもなければ
血が出たりもしてなさそう。

 

それなのにみんながあまりに
心配そうに顔を覗き込むその理由が
車から降りたときにわかりました。

車が…!!

 

車が

 

外に出てみて改めて知る
事故の大きさ。

I’m so sorry…!

体中が震え出しました。

 

”It’s OK. Nobody’s injured.”

震えを止めようと
ハグしてくれた
Fさんと名乗る女性。

 

”Are you OK?”

I am.

ショックでまだ体は震えてるけど
幸いなことにケガもなさそうだし
普通に歩けています。

 

それより。

Where is the other driver?
Is he OK?

“He’s there. He’s OK”

よかった…!
きびきびこちらに歩いて来ます。

 

80km程で直進する彼のランクルに
小さなミニが横からはみ出して
当たってしまった事故なので
大破したのは私の車の方。

 

彼の車は私が当たったと思われる
ホイールの部分が内側に入ってしまい
これも運転不能のようです。

それでもケガがなくて
とりあえずよかった。

 

まずは何をしなくちゃ
いけないのかしら。

警察に通報?

えーと、電話はどこだっけ…。

 

It's OK

 

車に戻ると何かが
ピーピーと警告音を放っています。

床に転がったiPhoneからでした。

あと何十秒で
緊急通報すると言っています。

 

知らなかったのですが
14以降のiPhoneには
衝突を感知する機能が
ついているのだそうです。

激しい衝突事故を感知すると
警告画面が出て
それに反応しないと自動的に
救急に電話をかけてくれるのです。

 

緊急連絡先を入れてある場合は
そちらにもメッセージが
送られるそう。

そのスゴイ機能
立派に働きました。

でも救急車は要らないので
慌てて解除します。

 

傍らではDさんがすでに
警察に連絡を試みてくれていました。

これだけの衝撃を受けたのだから
絶対に病院に行った方がいい
救急車を呼ぶと言っています。

 

私は本当に大丈夫なので
事故の処理を済ませたら
自分たちで病院に行きますから。

そう言って警察をお願いし
まずは会社に電話しました。

通勤途中だったのです。

 

事故を起こしたので
今日は行かれない旨を連絡。

次にハビさんに電話。

事故が大きく車ももう動かないので
手助け及び拾いに
来てもらえないかと。

 

そして相手のドライバーと
お互いの連絡先を交換し
互いの免許証を写真に
撮っておきました。

ハビさんに電話で言われて
お互いの車の損傷の具合も
写真に収めます。

 

おもちゃの衝突

 

さて、車は道の片側を塞いでいるので
速やかにレッカー車を
手配しなくてはいけません。

都市部で事故を起こすと
どうやって情報をキャッチするのか
どこからともなくレッカー車が
やって来たりしますが
ここは田舎。

 

呼ばなければ
誰も来てくれません。

自分で呼ぶ手続きをすべく
保険会社に電話します。

 

なかなかつながらない間に
地元自治体で働く人たちが通りがかり
片づけを手伝おうと
車を止めて来てくれました。

ときに強く降る雨の中
道路からガラスや瓦礫を
掃き出してくれたり
通る車の交通整理をしてくれたり。

 

Dさんも濡れたまま
電話を続けてくれています。

先程ハグしてくれたFさんは
一旦家に戻ると
みんなに傘を持ってきてくれました。

ハビさんも仕事先から到着。

 

車で通り過ぎる人の中にも

“Are you OK?”

“Do you need a hand?”

声をかけてくれる人が何人も。

誰もがやさしく
当たり前のように
手を差し伸べてくれる。

田舎の人たちの心根のやさしさと
助け合いの精神が
ありがたく胸に沁みます。

 

やっとつながった保険会社に
事故の場所を伝えると
なぜか700km以上離れた
シドニーのレッカー会社に
電話をつながれ再度かけ直し。

またもや数十分待って
出てきたインド系担当者の
強い訛りと高圧な姿勢と闘いながら
やっと地元のレッカー会社に
つないでもらいます。

 

手配

 

今度は地元の
レッカードライバーらしく
ホッとしたのも束の間

“今ショッピングセンターにいるから
30分後にかけ直して”

😨

ただ突っ立って待っても
仕方がないので
その間にもう一度
保険会社に電話をして
請求の申請をします。

今度は強いタイ訛り。

アクセントに弱い私は
初っ端から苦戦。

 

なかなか進まない中
先程のレッカードライバーから
メッセージが入ります。

申請は当分終わりそうにないので
レッカードライバーへの連絡は
ハビさんにお願いしました。

 

何度も訊き返しては待たされ
確認しては待たされ
電話に貼りつくこと50数分。

ようやく申請が完了。

ほどなくそれぞれの
レッカー車が到着し
車を積んで走り去りました。

 

親切な周りの人たちに助けられて
ようやく現場は片付きました。

カウンシルの人たちにお礼を言い
誰もいなくなった現場を後にしたのは
事故後2時間半ほど後のことでした。

ずぶ濡れの服を着替えに
一旦家に連れて帰ってもらいます…。

 

ご訪問ありがとうございます。

よろしかったらポチしてって
いただけたらうれしいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ
にほんブログ村