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ミルクって牛の? とカフェで訊かれて…。健康意識高き人々のカフェ事情

ミルク

カフェ・ラテを頼んだら、”牛のミルク?” こう訊かれました。

ラテ(ミルク)って言ったら普通牛乳ですよね?

いやそれとも牛のミルクは普通じゃないんでしょうか…?

 

こんにちは。ほのかです。

何も悪いモノを頼んでいるわけではないのに、
質問含まれていた驚きのトーンに気が咎めて思わず声を落とす私。

「牛ので…」と小声でお願いしてラテが出来るのを待ちます。

 

その間、他の人のオーダーに耳を澄ませると…

“I’ll have a skinny cappuccino, please”

skinnyはスキムミルクのことです。

脂肪分こそないけど牛に変わりはないと思うんだけど。

“Can I get a soy latte and…”

あ、豆乳ね。

これは近頃最も多い注文かもしれません。

 

カフェ

 

他にもアーモンドミルクやらライスミルクやらあまりにいろいろあってビックリします。

豆乳がお豆腐の原料としたら、アーモンドミルクは杏仁豆腐の原料ですね。

結構コクはあるけどコーヒーに合うのかは試してないのでわかりません。

ライスミルクは以前ベジタリアンの友人の家でコーヒーに入れてみたけど、
いくら入れてもミルクらしいコクは得られず、コーヒーは薄まるばかり。

ならばいっそ入れない方が良かったかなと思った記憶があります。

 

それにしても、何故そんなにも牛乳が敵視されるのでしょう?

牛乳を避ける人たちによれば、牛乳に含まれるラクトス(乳糖)が体内でうまく消化されず、お腹が張ったり、消化不良や下痢を起こしたり、するからというのが最も多い理由のよう。

その他にもコレステロールや前立腺がんや卵巣がんの誘発の危険性、
乳牛が与えられている抗生物質の量、そして脂肪分など
さまざまな牛乳の悪影響が挙げられています。

 

ラテ

 

もちろん、牛乳を飲むとお腹が痛くなるなど調子を崩す人は避けた方がいいでしょう。

でもそうでない人までそんなに避けなきゃいけないほど
牛乳って良くない飲み物なんでしょうか?

牛乳は体に良いものだと聞かされ、たくさん飲まされて
育ってきた私にはあんまり信じたくない話です。

 

みんながあまりに牛乳を避けるので、
ある日私もソイラテを頼んでみました。

こちらの豆乳は臭味のあるものが結構多くて、温められて
コーヒーに入るとそれが際立ってエグいコーヒーになってしまったりします。

でもこのカフェではイタリア人ビーガンの友人が
推奨するブランドの豆乳を使っているのを前に見たので。

 

出されたソイラテは臭みはまったく無く、おいしく出来ていましたが、
牛乳よりもクリーミーかつ濃いミルク感でおなかにずっしりときました。

さらにソイラテは普通の牛乳のラテより高いんです。

いやなんか背伸びしてソイラテにしても
より美味しく感じられないなら牛乳の方がいいかな…と。

そして翌日また「ミルクは牛の?」と訊かれるわけです。

 

ラージ

 

ところで私は脂肪分を調整してないそのままの牛乳派です。

それが私には一番美味しく感じられます。

でもこちらでは脂肪分を減らしたローファットミルクや
脂肪分を除いたスキムミルクを好む人の方が多いようです。

職場の冷蔵庫に入れてあるのがローファットミルクということも多々あります。

 

ローファットの牛乳なんていくら入れても牛乳の味がしないと
思う私は高脂肪の牛乳に慣れ過ぎているのでしょうか。

でも、ローファットやスキムミルクには牛乳以外の混ぜ物が入っているんです。

ヨーグルトなども同じです。

そういう添加物と脂肪と、どちらが身体に悪いのでしょう?

 

そんなことを考えながら昨日も牛のミルクのコーヒーを買いに行った私。

注文した人たちのカップが並ぶさまを見ていて
あッ! と納得がいったのです。

問題は量。

私のカップは小さいカップ。

他の人たちのは中ぐらいを通り越して大きなカップ。

中に入れるコーヒーの量が多少増えたとしても
カップの大きさの差はほとんどそのままミルクの量の差なのです。

こちらでストレートのブラックコーヒーを頼む人は本当に少ないし、
そういう人はもう少し小さいカップでオーダーしますから。

 

カップ

 

大きなカップは約500mlです。

コーヒー一杯にミルクほとんど500ml…!

日本の牛乳パックの半分。

お腹がいっぱいになりそうな量です。

コーヒーというよりはフレイバー付きミルクを飲んでるような感じになりそう。

これだけ飲むからこそ、牛乳に入ってる脂肪やラクトスが大問題になるわけなんですね。

 

適度であれば、牛乳にもメリットはやっぱりあるはず。

何よりも、どれだけ体にいいかより、自分が一番美味しく感じるものを
食べたり飲んだりしたい。

健康意識の高い人たちが植物性のミルク入りコーヒーに
ビーガン用のベーグルサンドを食べている中、
今日も私は流行らない牛のミルクのコーヒーを買いに行くのです。

 

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