降り続く雨に、わが家の庭はほとんど水浸しです。
家の前の道路に巨大な水たまりができていて、きっと私の小さなハッチバックの
頭は水没するので今日は家から出ないことにしたほのかです 😄。
こんにちは。
激しく降り続く雨にNSW州やQLD州のあちらこちらで洪水が起こっています。
家が浸ってしまう深刻な地域もあれば、そこまでの雨量ではないにしても
溢れた水で道路が寸断され、行き来のできなくなる地域も。
幸い私たちの住むエリアでは避難をするほどの被害は出ていませんが、
そこここで道路が水に浸っています。
こういうプチ洪水は田舎では結構頻繁に起こるので、誰もあまり驚きません。
それでも今回のプチ洪水はいつもよりちょっと大規模なよう。
友人のCちゃんが働く会社の上司のLさんの話です。
自宅に向かう道の一箇所が水に浸っていると会社で連絡を受けたLさん。
その道を通らずにLさんは家に帰れません。
一方、Lさんの奥さんのRさんはこれから仕事で
ブリスベンに向かわなくてはなりませんでした。
LさんとRさんは完璧なプランを練ります。
そのプランとは…。
- Lさんが会社からプチ洪水のこちら側まで行き、車を停める。
- Rさんは自宅からプチ洪水の自宅側まで来て、車を停める。
- 双方歩いて浸水した道路を渡り
- 車を交換して
- Lさんは家に戻り
- Rさんはブリスベンに行く
というものでした。
水は膝上、腿ぐらいまで。
車は水に浸ったらおしまいですが、人間は着替えて拭けばまた活動できます(笑)。
計画通りLさんは車を停め、仕事用のラップトップを持ってプチ川を渡り始めました。
と、そこで思わぬ事態が…。
Lさん、滑ってしまったのです。
おーっとっ!!😲
なんとか踏ん張り、幸い頭から水に突っ込む事態は免れました。
が、まずいことにラップトップが水をかぶってしまったのです。
たった一瞬のことでした。
でも、パソコンをダメにするには十分な水量かと…。
なんとかプチ川を渡り終わったLさんと再会した奥さんのRさん。
今度はRさんが川を渡ります。
彼女は楽勝。
滑ることもなく渡り終え、車に乗ろうとすると…。
なんと車に鍵がかかっているじゃありませんか!!!😡
完璧な計画は役者のひとり、Lさんの技量不足で
ザンネンな企画へと成り下がってしまいました。
その後どちらが鍵を渡しに/取りに行ったのか、どれだけモメたかは定かではありません。
家から仕事をするはずだった上司のLさんのパソコンが動かなくなって
困った時間のできたCちゃんは、オフィスのみんなとひととき
静かな時間を過ごしたということです。☕
外に出なければ雨の被害を受けないという訳ではありません。
外に出られないと家の中が荒れるというのも、
この悪天候の典型的な副産物です。
お子さまたちのいる家では。
同僚のNちゃんが先ほどから忙しく電話でやり取りをしています。
電話を切って曰く…。
週末を過ごしに遠くから町に来ていたNちゃんのお友だちのご主人と息子さん3人。
帰り道が水に浸って家に帰れなくり、
ご主人のお友だちの家に泊めてもらっていたはずでした。
でも奥さんであるNちゃんのお友だちからSOSの電話がかかってきたのです。
「お願い! ひとり預かって! 3人一緒だと殺し合いしかねないから。」
「また大げさな…!」と私。
「いや全然!」手をブンブン振るNちゃん。
ちっとも大げさな話ではないらしいのです。
3人ともとても “ワイルド” な子たちなのだそうですが、
とくに末っ子のFくんがとんでもない “ちびっこ悪魔” くんなようなのです。
この雨で外に出れず、発散できない子供たちのじゃれ合いは
どんどんエスカレートしていきます。
Nちゃんは素早く対応しました。
「じゃあ私、次男のSくんを預かるわ。息子と遊べるし。」
Fくんを預かるのだけは避けたいNちゃんの見事な対応です。
SくんはNちゃんの息子と同い年だし、
Fくんに比べればまだおとなしいものだそう。
それでも、「家の中ぐっちゃぐちゃになるんだろうな。。。」
と憂鬱そうでした。
どんだけ悪いんだ、Fくんとやら…。😳
ざあざあというこの雨の音の向こうの
あちらこちらで非日常のドラマが繰り広げられています。
そんな大雨が我が家にもたらす最大の試練はもんのトイレ。
散歩に行けないときは庭に出せば用を足すのですが、
庭がほとんど水たまり状態なので、
出すたびにもんはびしょびしょ、ドロドロ。
後始末に出る私もびしょびしょ、ドロドロ。
もんのお腹と足を洗って、体を拭いて。
もちろんもんはじっと拭かれてません。
遊ぼう遊ぼうと絡んでくるのを何度でも制しながらなので、
ちゃんと拭けるまでえらく時間がかかります。
そして自分の足も洗って、拭いて。
ふぅ…。
お願いだから1日何回にも分けないでね、もん。
平和な田舎の家庭でのささやかな試練であります。
早くお日さまが見たいですね。
もう少しの辛抱です。
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