こんにちは。ほのかです。
バレンタインデーといえば日本では女性が男性にチョコレートと愛のメッセージを贈る日です、ね?
でもすでに知られているように、欧米ではシンプルかつロマンティックに愛を祝う日。
女性から男性にと限られるわけでもなければ、贈り物はチョコレートだけでもありません。
男性も女性も、愛する相手にメッセージや花、プレゼントなどを贈って愛を伝える日です。
祝い方も人それぞれです。
プレゼントに大きな花束を贈る男性もいれば、小旅行に出かけるカップルもいるし、
一緒にロマンティックなディナーをという人たちもいます。
どうやって祝うにしても、1年の中で最もロマンティックな日であることは日本と変わりありません。
バレンタインデーを前に準備をする忙しさとワクワクも同じ。
前から行ってみたかったレストランにテーブルを予約したり、
サプライズのホテルステイを準備する人も。
でももしそれが直前に突然キャンセルされてしまったら、悲しいですよね…。
とくに今年は、昨年からのコロナウイルスの蔓延で
誰もが思うように外に食事に出たり旅をしたりできないまま我慢を重ねて来ているので
その落胆も普段の数倍大きなものでしょう。
ではお店は?
ロマンティックディナーの予約でいっぱいだったレストランや、バレンタインデーのために山ほどのバラを仕入れた花屋さんはどうなるのでしょう?
それが今ビクトリア州で起こっていることなのです。
隔離ホテルで発生したクラスターから市中感染者が複数出たことが判明した金曜、その日の真夜中からビクトリア全域が5日間のロックダウンに入ることが決定されたのです。
この日のために仕入れた高価なシーフードや生鮮食料品をレストランは捨てるしかなく、花屋さんは売ることのできなかった花が枯れていくのを見ているしかないのです。
“即座のロックダウンがもたらす9,700万ドルの損害で潰されたビジネスたち”
ザ・ニュー・デイリーのニュースです。
それでなくてもビクトリア州は昨年のほとんどをロックダウンと規制の中で過ごしてきて、
お店の経営者は思うように店を開けることもできず、また開けてもお客さんは少なく、
多くの小規模経営のビジネスは本当に苦しい状態を強いられてきていると思います。
やっとロックダウンを抜け出してこれからというとき、バレンタインデーを店を建て直すきっかけにできたらと誰もが期待をした矢先の突然のロックダウン。
目の前が真っ白になることでしょう。
そしてこれはいつ自分たちの周りに起こらないとも限らないことなのです。
他人事ではありません。
きちんと感染を食い止めなければ。
ほんの1人、2人の感染者からロックダウンに至るまで
オーストラリアでは大した時間はかかりません。
市中感染を食い止めるために、将来のためにまたのロックダウンに入った
ビクトリア州なのですが、あまりのタイミングの悪さにやっぱり胸が痛みます。
このロックダウンを終えたら、お店を閉めなくても良くなりますよう。
自由にお客さんが出入りできる日々に戻っていけますよう。
そしてお家でロックダウン生活を強いられている方々は、
せめてご家族や愛する人たちとネットを通してでもつながれていますよう。
たとえ一歩も家を出なかったとしても、愛する人とこの日を過ごすことが
できるということはとても幸せなことなんだと思い知らされます。
ほの家は今日お誕生日を迎えたもんのお友だちのパピーと
賑やかなバレンタインデーを過ごしました。
ロマンティックの「ロ」のじも感じられないバレンタインデーでしたが、
そして家からほとんど出ませんでしたが、
みんなで一緒にいられるラッキーに感謝します。
Happy Valentine’s Day!
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