スーパーで買おうとしたモノがタダになってしまった、なんだか不思議なおハナシです。
こんにちは。ほのかです。
最近の大手スーパーのポイントカードってすごいですね。
買い物のたびにピッとスキャンしておくだけで何を買ったか全部記録されてて
その品物がセールになるとメールでお知らせしてくれるんですから。
この「ほのかさんの今週のスペシャル」メールをもらうようになって、
好きだったチラシもほとんど見なくなりました 😆
そのお知らせを見て、大手スーパーマーケットのひとつ、
コールスに買い物に行ったある日のこと。
カートに入れた買い物を、セルフレジでピッピッとチェックアウトしていました。
この日のお目玉品は犬のおやつのSchmackos=シュマッコズのバラエティーパック。
これです。
オーストラリアでは定番の犬のおやつです。
以前は鶏の胸肉で手作りジャーキーのおやつを作っていたのですが、
もんは他の人からもらうこのシュマッコズの方が圧倒的に好きで手作りを止めました(笑)。
で、「ほのかさんの今週のスペシャル」のひとつだったこのシュマッコズを
スキャンすると、セール価格ではない正価が表示されたのです。
一袋12ドル90セント。
これを2つ買って帰ろうと思っていたので、
約26ドル払うか、半額の13ドルかはそれなりの差です。
でも値段を確認してもらうには忙しそうな係の人の手が空くのを待たなければなりません。
あるいは今日はひとつだけそのまま買って帰るか?
それにしても、あとの1袋を返さなくてはならないので、やっぱり係の人は避けて通れません。
仕方なく係のお姉さんを待って、訊きました。
「これ、スペシャルで半額ってお知らせが来てたんだけど…。」
「どんなお知らせ?」と係のかわいいお姉さん。
私はスマホを出して受け取ったメールを見せます。
「ホントだ。」
お姉さんは画面をぴっぴっとタッチしてログインし、値段を半額に直してくれる…
と思いきや、値段を消してしまいました。
そして、品物を横によけると言いました。
「これ、タダにしといたから。
他のお会計が終わったら、これもカゴに入れて持って帰っていいから。」
えっ?
「いや、それは違う…!」
私はすっかり慌てて言いました。
「そんなつもりで言ったんじゃなくて…。
ただ本当に半額なんだったら、半額に直してもらえないかと…。」
なんだか後味悪い。
「いいの、いいの。」
値段を変えるのが面倒だからタダにしちゃったのでしょうか?
「そんなことしちゃって、あなた後で困ったりしないかしら?」
言ってしまってから、若い相手を心配したつもりのこの言葉が、
ナメているように取られなければいいなと祈ります。
しかしお姉さんは自信に満ちた笑顔とともに言ったのです。
「ポリシーですから。」
値段の表示が間違っていた場合はタダにするというポリシーらしいのです。
なんだかイマイチ納得いかないままではありましたが、
かくして私はタダでもんの大好きなおやつをがっつりもらって帰って来たのでした。
この”ポリシー”のおかげで、タダで品物を持ち帰ったことが後日もう一度ありました。
その品は、きゅうり 🤣
こちらでレバニーズ・キューカンバーと呼ばれるきゅうりでした。
(写真はちょっと違いますが)
その頃、夏にもかかわらずきゅうりは高値だったので、黄色いスペシャルの札に1キロ当たり3ドルを見つけて、それじゃいっぱい買っていろいろ使おうと買い込んだのです。
レジでレバニーズ・キューカンバーを押したら13ドル!
1キロ当たり9ドルになってます。
仕方なくまた係の人のお世話に。
係の人は売り場まで値段を見に行きます。
そして戻って来ると、ピッピッとログインして価格を訂正してくれるかと思ったら
これもタダにしてしまったのです。
あーっ、まただ! またあのときの再現だ…。
そしてきゅうりのいっぱい入った袋を横に置くと、
会計が総て終わってからそれもカゴに入れて持って行くように言いました。
なまじいっぱい買っただけに、余計に気まずい。
「お手数かもしれないけど、値段、直してくれるだけでいいのよ?」
と食い下がる私に、彼女は威厳を持って言いました。
「ポリシーですから」
そうですか…。
戻って行った彼女を、見習いさんらしき若い店員さんが捕まえて
こちらを見ながら何か訊いています。
この人、どんな文句を言ってタダにさせたのかしら。
そんな視線に感じられます。
係の人もこちらを見ながら若い見習いさんに事情を説明しています。
ふたりの視線が背中に痛い…。
なんだかイマイチ素直に喜べないお得なお買い物➡タダ貰いなのでした。
このポリシーなるものがコールス全店に共通なのか、
私のよく行くこの支店だけの話なのかは定かではありません。
もし、セール品のはずがお会計の際に正価で表示されることがあったら
お時間のある方はよかったら係の人に訊いてみてください 😊
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