マイテンポで豪州田舎暮らし
地球の隅っこからスローライフれぽ
オーストラリア生活

天気に野鳥に水にもてあそばれ 超多忙な私。

こんにちは。ほのかです。

今日は一日中曇り空の中雨が降ったり止んだり、の予報でした。

それならと、だらーっと起きてきたらきれいに晴れてすっかり肩透かし。

あわててもんを連れていつものようにお散歩に行くことに。

ビーチに向かって歩いているうち今度はだんだん暗くなってきたので
慌てて踵を返します。

が時すでに遅し。

すぐにパラパラと降り出したと思ったら次の瞬間ドーッとバケツをひっくり返したような雨が…。

すっかりびしょぬれになり、帰ったところでまた晴れました。

この辺りじゃしょっちゅうある話です。

ドンマイ Never mind!

 

もんを拭いて、着替えて来て、ふと晴れているうちにゴミ箱を洗っておこうと思い立ちました。

ゴミ箱

ちょっとデザインは違いますが、こんな感じの結構大きなゴミ箱です。

 

散水ノズルをつけたホースをゴミ箱の中に向けて蛇口を大きく捻り、
ノズルのレバーを握ったけれど水が出てきません。

あれっ? 断水?

さらにもう少しひねってみます。

でも、出ない。

壊れているのは水道なのか、ノズルなのか。

もう一回ノズルを外して見てみるために蛇口を閉めようとしましたが、動きません。

両手でひねってみても、動かない。

反対にも動かない。

もし水道から水が出ているなら、このままノズルを外したら水浸しです。

 

どうにか水を出せないかノズルのつなぎ目をのぞき込んだら

ボンッ!

突然ノズルが外れ、ホースから噴出した水が顔を直撃したのです。

スプラッシュ

勢いで手を離れたホースは、ほとばしる水の勢いで暴れまくってそこら中が水浸しに…。

もちろん私もびしょぬれです。

また。

とにかく水を止めなきゃと頑張るのですが、蛇口は右にも左にも回ってくれません。

助けを求めようにも、こういうときに限って誰も通らない。

ゴミ箱にとりあえず突っ込んだホースからは全開で水が排出されていて、
もうじきゴミ箱もいっぱいになってしまいます。

うーん、困った。。。

 

とそこに、お向かいの奥さんが裏口から顔を出したのを見つけて、駆け寄りながら大声で呼びます。

お向かいさんはずぶ濡れの私を見つけ、ただ事ではないとすっ飛んで来てくれました。

「蛇口がバカになっちゃって閉まらないのよ」

彼女は困ったわね、といいながら蛇口を触ってみます。

「ね?」

すると彼女は、いとも簡単にくるくるっと回して閉めてしまったのです。

うそっ。

「逆に回しただけよ~」

いや逆もやりましたって。

何度トライしても右にも左にも動かなかったのに。

くううっ。なんで?

「いや失礼、ホントに回らなかったのよ。ありがとう、助かったわ。」

(きっと彼女は見かけによらずわたしよりずっと力持ちなんだわ。)

全身びしょびしょの私に向けられた彼女の(ダイジョブかしらこの人)という困惑と労りのまなざしが
水を吸い込んでしまった鼻につんと痛くて涙が出そうでした。。。

 

気を取り直して。

洗ったゴミ箱を干し、体を拭き、また着替えます。

2度も洋服濡らしちゃったことだし、そうだ、洗濯しよう!

雨の予報だけど、ちょっと降っては晴れてるから、きっと乾くでしょう。

そうです。私はお陽さま干し派です。

外干し

オーストラリアでは多くの家庭で乾燥機を備えています。

確かに雨が続くときなどは乾燥機は便利ですが、少しでも晴れ間ののぞくことが多いこの辺りで、私が乾燥機を使うことは稀だと判断してわが家には乾燥機を備えていません。

 

そんな天日干し派の私が今日はきっと洗濯物が乾くと自己判断した裏には、オーストラリアの天気予報が大雑把でよく外れるという真理があります。

たいていは晴れと雨と曇りが全部一緒になったマークでお茶を濁すことの多いこちらの天気予報。

まともな天気予報は一日一回、夜にしか放映されません。

次の朝には状況が変わっていてもアップデイトはなし。

お天気ウエブサイトの更新頻度ですらほのログレベルです。

雨の予報だったのに降らなかったり、天気だと言ってたのに曇ってたり。

日本みたいに刻々と変わる状況を逐一知らせてくれて、洗濯物の乾き具合まで教えてくれる天気予報は他のどこにもないでしょう。

天気予報があてにならないこちらでは、洗濯するかしないかは個人個人の賭けになります。

もっともオーストラリアの人たちにはあまり予報を気にせずとりあえず洗って干して、雨に濡れてしまったら次に乾くまで放っておくという自然乾燥派も多数います。

 

予測した通り、今日は降ったり晴れたりの1日のようです。

雨が来る

しかもとても極端。

ザーッと降るときは風とともに雨もうんと吹き込み、カラッと晴れると日差しはじりっとくるほど。

それでも晴れ間があるというのはうれしいことです。

少しの時間でも太陽に当てるのとそうでないのとは乾きが違います。

とくにこんな湿度の高い日は。

だから晴れると洗濯物を日向に出し、降りそうになるとベランダに入れる、を繰り返します。

最初はゆるやかだったシャワー(雨)と晴れ間の間隔は徐々に短くなり頻繁に変わるようになってきて、私はますます忙しくなります。

ドンマイ Never mind!

一度でも洗濯物を雨に濡らしてしまったら後が大変だから、面倒でも頑張ります。

 

そして昼ごろ。

なんだか随分近くから賑やかな鳥の鳴き声が聞こえてるなー、とぼんやり聞いていた私は
ハッとしてベランダに走り出ます。

あーっ!

私たちがいたずらっ子と呼ぶ鳥が、ベランダに干した洗濯物の上でくつろいでいるじゃぁありませんか!

いたずらっ子

コイツです。Noisy Miner ノイジー・マイナーと呼ばれ、住宅街に普通にいる鳥です。

その名の通りピーピーピーと賑やかに鳴く上に、結構ないたずらっ子です。

大事に鉢植えで育てているブルーベリーを盗みに来たり、
食べもしない青いオレンジの実を落として遊んだり。

比較的小さな鳥なのに、他の鳥や生き物には攻撃的で大きな鳥を追い払ったり、
ポッサムを捕まえたり飼いネコなどを威嚇したりもするそうです。

 

ときどき私たちをからかおうとしているんじゃないか、
あるいは追い払う隙を狙っているんじゃないかと思うような行動を取ることもあります。

この前は外の物干しに干したシーツに沿って旋回しながらフンをして、
見事にシーツに命中させ思い切り汚してくれました(泣)。

そのノイジー・マイナーが洗濯物の上にいたのです。

“!!!”

私が駆け寄るのを見るとすぐに逃げましたが、洗濯物の上には泥が。

汚い足で上を歩いたなーっ!

そして白いシャツにフンが…。

この前のシーツといい、絶対に白いものを狙っているとしか思えません。

また洗い直し…(泣)。

そしてあっちへこっちへ動かして乾かし直さなくては。

こうして私の一日はますますマイテンポに忙しく過ぎていくのです。

 

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