マイテンポで豪州田舎暮らし
地球の隅っこからスローライフれぽ
オーストラリア生活

救急医にだけは言われたくない言葉

診断は

ふだん気軽に使うほめ言葉。

言われたらフツーにうれしい。

Good job! って。

でも言われたくない
時と場合があるんです。

 

こんにちは。ほのかです。

ちょっと前になりますが、
二の腕の内側をぱっくり切って
バイロンの救急病院に
駆け込んだときのことです。

傷の長さは5センチほどでしたが
その深さがなかなかのもので
自分でもちょっとやばいかなと
心配な傷具合でした。

 

ハビさんの応急処置のおかげで
出血は止まり
病院でもらった鎮痛剤で
痛みもなかったのですが
冬のことで寒気が止まらず
病院の受付スタッフが
持って来てくれた
温めた毛布にくるまれながら
待つこと数十分。

やっと呼ばれて入った処置室で
傷を見て医師が最初に言った言葉が

GOOD JOB!!

 

そんなに?? 😱

腕を持ち上げたり
動かしたりしながら
隅から隅まで傷を調べて

You’ve done a really good job!

ほめてほしくなんかない…😭

ホントにいい仕事したなんて。

そのフレーズ、今ここで
先生からは聞きたくなかった。。。

 

細菌等が入って炎症を起こさぬよう
とにかく傷を隅から隅まで
きれいに消毒してから
縫合しなくてはいけない。

村上春樹の大ファンだというこの先生
ホントに優しくていい人なんだけど
ぶきっちょらしい…。

辺りをびしょびしょにしながら
苦労して洗ってくれました。

サムズアップ

そこで彼は勤務時間終了で
引き継がいだのは
イギリスなまりの若い医師。

まずは破傷風予防の
注射をさせるからと出て行ってから
看護師さんが来るまで数十分。

長~い点滴も終わり
20分経っても30分経っても
誰も来ません。

 

やっと通りかかった
看護師さんにお願いして
点滴は外してもらったものの
針は入れられたまま。

そのままトイレに行ってきて
またひたすら待ちます。

 

ようやく先生が戻って来た!
と思ったら

今Tweed Headsの病院に
あちらに搬送して手術するべきか
問い合わせてるから。

その間に別の緊急の
患者さんの手術をして、
それが終わったら来るからと。

またどよ~んと毛布にくるまります。

傷はそのまんま。

だから毛布で覆うこともできません。

 

病院に来てからもう4時間以上。

お昼も食べ損ねたので
お腹が空いて来ました。

でもこの小さな病院には
売店もなければ
スナックを売る自販機もない。

とにかく我慢して待つのみ。

 

1時間半ぐらいして
やっと先生が戻って来ました。

さっと食事を済ませていいかな。
終わったらとりかかるから。

何ですって?!

こちらも空腹だと言っているのに 😥

 

分けてくれるならいいよ 😉

と言いたかったけど
空腹と疲労で
縫合の手元が狂っても困ります。

ぐっと飲み込んで

どうぞ

と言う我慢強い
ハビさんと私。

スープでいい…

処置室の向かいが
スタッフの休憩室らしく
人が出入りするたびに
いい匂いが漂って来るのは
ほとんど拷問 😓

それにしても
こんなに待つと知っていたら
ハビさん町まで買いに行けたのに。

 

さて、食事が終わった医師が
戻って来て言うには
Tweed Headsの病院からは
まだ回答が来ないけど、
時間が経ってしまったので
いずれにしても消毒し直すとのこと。

再び傷を洗います。

そして洗い終わって
またいなくなる医師…。

 

もう時間の感覚がマヒして
どのくらい待ってるのか
わからなくなってきました。

戻って来た医師が言います。

今夜は病院に行かないことになった 🙆‍♀️
でも明朝7時に行くようにと 😰

それまで仮に縫っておくから。

もう夜の9時です。

 

どうせ明日またやり直すなら
縫わなくてもいいんじゃない?

傷を合わせて何かで
押さえておいてくれれば。

そう言う私に、
うーん、どうしようか風に
ちょっと考えてから
いや、やっぱり縫っとくよと。

さっきの先生よりはずっと器用で
それなりにきれいに縫ってくれたけど
上と下がうまく合わなくなって
ちょっとつれちゃってます。

ま、仮縫いだからいいか…。

 

そうして夜10時近くに
やっと帰宅を許されました。

午後2時過ぎに着いてから
約7時間半。。。

くたくたのぺこぺこ
へろへろです。

とにかく帰って何か食べて
少しでも寝て
明日の7時には
病院に行かなきゃ。

診察

翌朝。

また病院で並んで待って
専門医の診察を受けます。

救急医からの報告と傷を見て
専門医が最初に言ったのが

Good job! 👍

また…💦

もう聞きたくない。。。

 

これから何をされるやらと
怯えていると

傷もきれいだし
ちゃんと消毒もされているし
きちんと縫合されてるから
このまま様子を見ましょう。

今傷を開いてみたところで
逆に炎症を起こす可能性もある。

その代わり、何か変化があったら
すぐに来ること。

 

手術にならずに済んで
ホッとひと安心。

つれた仮縫いのまま
傷がくっつくのは
ちょっと残念でしたが😅

おかげさまで傷は
問題なくきれいにくっつきました。

 

こうしてこのとき何度も耳にした
Good job!👍

もう二度と病院では聞きたくない
聞くこともないだろうと思った言葉。

まさかまた聞くことになるとは…。

 

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