マイテンポで豪州田舎暮らし
地球の隅っこからスローライフれぽ
シンプルに暮らす

根本的に出費を見直す。生活を楽しむために。

さんぽ

お給料が入ったぁ!と喜びも束の間、あっという間に消えていくのは何故なんでしょうね?

何かの間違いでは…と鼻息荒く明細を見返せば
出てくる出てくる、前に買ったあれこれ、引き落としの、分割のあれこれ…。

残念ながら、全部に身に覚えがあるんですよね。
当たり前の話ですが。

でも本当に全部が必要な支払いなのでしょうか?

なぜ出費を見直したのか

イースター2020

コロナウィルスが世界に広がりオーストラリアもロックダウンに入ったとき
たくさんの人が仕事できなくなりました。

商店は店が開けられず、観光客がいなくなるので観光業も成り立たない。
そのうちに資材も届かなくなり工場まで閉まって…。

雇われていた人はもちろん、こういう中小企業の経営者たちも同様でした。

我が家の大黒柱であるハビさんの勤める会社も例外ではなく仕事を続けられなくなり、
ふたりで大衝撃を受けて固まりました。

そんな中、政府が一時的にJobSeeker Payment、日本でいう失業保険の支給枠を広げて
コロナウィルスの影響で仕事を失った人すべてに補助金を支給し始めました。

また中小企業の雇用主が従業員を雇い続けられるよう給料のうちの定額を補助する
ジョブキーパーペイメント(JobKeeper Payment)も出て、多くの雇用主と労働者が救われました。

ハビさんもジョブキーパーによって仕事を続けられるようになりました。
が、その支払いに見合う時間数となるとフルに働けるわけではありません。

収入が減るならそれに見合う使い方に変えなくては。

日々の節約を心がけるも、ロックダウン以降、物資が思うように流通しなくなり
物の値段がどんどん上がっていきました。

さらにはトイレットペーパー、お米など手に入らない日常の必需品も出てきました。

買い物に出られる機会さえも減っているので、
物があったときに手に入れておかなければなりません。

これではお買い得品を求めていつもより節約するということは不可能です。

コロナがいつまでどんな形で続くのか見えなかったこのとき
もっと根本的な財政の見直しが必要だと気づいたのです。

ショッピング

支払いのすべてを見直してみる

まずはお金が何にどれだけ使われているのか見てみました。
とにかく全部。

ざっとではあっても、今までも我が家が何にお金を使っているかは
ちゃんとわかっているつもりでした。

でもよ~く見てみると、毎年そのまま更新していた車の保険も
在宅勤務中心となった今、ここまでかける必要ある…?という状態でした。

以下が我が家が見直しを図った大きな支払いです。

住宅ローン

ラウンジ

10余年前には一時10%を超えた金利も、近年はぐっと下がって
平均的な変動金利は4.3%ぐらいと随分ラクになりました。

それでも日本の平均的な変動金利0.5%余りに比べれば
まだまだ8倍ですね!

変動金利がぐっと下がり、固定金利とそれほど差が無かったので
ずっと変動金利のままにしていたんです。

でも今回改めて固定金利を見てみると、1~2年の短いものだと
2.5%ほどに下がっていたのです。

実に年利1.8%の差。小さく聞こえるかもしれませんが、
1千万円のローン残高なら1年間で約18万円も節約できるんですよ!

実際には月ごとに返した分元金が減るので利子も微妙に少なくなっていきますが
大まかにはこの計算で大丈夫です。

20万ドルの残高ならざっくりと3,600ドル(約27万円)手元に残るんです。

これは大きい。

日々のこまごまとした節約ではなかなか成し遂げられる額ではありません。

なぜ今まで気づかなかったんでしょう?!

もちろん、私があまりにマイテンポだということはあります。

それ以外にも、銀行の金融商品に限らず長期契約の商品は概してそうですが
より安いパッケージが出たからといって教えてはくれない、ということもあるのです。

値上げのときはもれなく知らされるのに。

だから、定期的に自ら見直さなきゃいけないんですね。

すぐに1年固定ローンに変えました。
これで年間2,000ドルの節約になります。

1年の契約が終わったらまた見直し。その時点で見比べて変動レートに戻すか、
また新たに固定レートに設定するか検討し直します。

日本の場合は変動よりも固定金利の方が高い傾向なので当てはまらないかもしれません。

でも、変動金利なら利率は変動するし、銀行は常に新しい金融商品を生み出し
古いものは少しずつ形を変えられたり、統合されたりしていきます。

その都度送られてくる変更点のややこしい法的表記を解読できる人は問題ありませんが
私のようにちゃんと読ま(読め)ない人は、定期的に銀行のサイトを確認するといいかもしれませんね。

鍵

各種保険を見直したら

オーストラリアの保険はすべて掛け捨てです。
何も起こらなければ、お金を捨てていることになってしまいます。

だからといって保険なしでいけるほどの強運も度胸もありません。
万が一に備えるのが保険ですから。

全てに保険をかけたらキリがないので、
自分たちにとってどうしても必要だと思う保険だけをかけています。

加入するときはあちこち比べて、吟味した上で入ってますが、
一度加入してしまうとあまり見直すことなくスルッと更新し続けているような…。

今回は腰を据えてひとつずつじっくり見直してみました。
その詳細はこちらをご覧ください。

傘
保険を見直したら、節約できる?オーストラリアの保険はすべて掛け捨てです。 何も起こらなければ、お金を捨てていくことになってしまいます。 が、万が一に備えるのが...

わが家でかけている保険は次の4つだけです。

  1. 自動車保険 – CTP Insurance (自賠責保険) + Comprehensive Car Insurance (任意保険)
  2. 民間健康保険 – (日本の健康保険にあたるMedicareに加えて) Private Health Fund
  3. 住宅保険 – Home Insurance
  4. 生命保険 – Life Insurance

保険を見直したら、節約できる? のページで行った見直しで
以下の金額が節約できました。

自動車保険   年間約90ドル

民間健康保険  年間約4,200ドル

住宅保険    0ドル

生命保険    0ドル

合計      年間 4,290ドル

保険だけで、年間4,290ドルの節約になりました。

インターネット/電話

つながって

インターネットと電話を今のプロバイダーに変えてまだ3年弱ですが
先日3度目の値上げの通知を受け取ったところです。

このプロバイダー、最近大々的にテレビでコマーシャルを流すようになり
その宣伝費を値上げで負担させられているような気になります。

プロバイダーを変えたいところですが、他も高い。

少なくても今のプロバイダーはトラブルが最小限なのはわかっています。

大差ない値段のために別のプロバイダーに変えて
つながりが悪い、遅いといったトラブルをしょい込むのは避けたい。

どのみちNode(接続ポイント)までちょっと距離があるので
どんな高いプランに契約しても接続スピードはさほど速くなりません。

これもしばらくは現状維持で行きたいと思います。

まとめ

おしごと

思い切った支出の見直しで、大まかに以下の支払いをカットできました。

住宅ローン   2,000ドル
民間健康保険  4,200ドル
自動車保険        90ドル

合計      6,290ドル

年間合計6,300ドル(約48万円)の節約ができました!

月々525ドル(約4万円)を生活を楽しむために使えます。

ホームローンの見直しは本当に「やってよかった」こと。

変動レートでローンを返し始めたときには固定レートとほとんど差がなかったのですが、
状況は日々変わるもので、それが積もれば大きな差になると改めて思い知らされました。

日本の住宅ローンや保険のしくみは当然こちらとは異なり
同じような見直しはできないかもしれません。

また民間健康保険の契約を切るのはあくまで一時的なことです。
各ご家庭での利用度にもよるし、後の付加料金も派生するので一概にはお薦めできません。

ただ、一時的にはこういうこともできるという一例として見てください。
民間健康保険をほとんど使わない我が家では当座大きな助けになると判断して決めました。

大切なのは、定期的に支出を見直すことなんだと思います。

逆に日本ならではの見直し方もあるかもしれません。

そして見直す際に、大きな支出を変える方法はないか
いろいろ調べてみることが大事なんだと学びました。

セールの広告を見て、あちらの店からこちらのスーパーへと走り
日々の節約に勤しむだけでなく(それも楽しいけれど^^;)…。

時間のできたときに、おいしいお茶でも淹れて、
銀行口座とカードの明細と一度ゆっくり向かい合ってみませんか。

ご訪問ありがとうございます。

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