こんにちは。ほのかです。
夏の後半である今は雨の多い季節です。
とくにラニーニャの今年はよく降っています。
国土の多くが砂漠のオーストラリアでは雨は貴重です。
雨のおかげで農作物が育ち、牧草が育ち、国の台所を支えられているわけですから。
私にも、庭に水やりをしなくていいという恩恵があります。
でも、雨で困ることも多いのも事実です。
降りすぎればあっという間にあちこち浸水するし、道路は通行止めになるし。
しかも溜まった水はなかなか引いてくれません。
先日、少し遠出をした日もそうでした。
その日私は急いでました。
約束の時間に遅れたくなかったので。
目的地がそれなりに遠いときは時間に余裕をもって早めに出ます。
田舎暮らしの鉄則です。
通行止めもあれば、工事中の片側通行でずっと待たされることもあるし、道が変わっていることもある。
だから十分早めに出たのです。
が、のっけからつまづき。
町(日本の村の規模でもこちらは必ず町と呼びます)を出たところでこのサイン。
“通行止め 路上浸水”
えっ?
昨日も今日も晴れてるのに…。
こう表示してあっても、横を地元の車がどんどん入って行ってます。
雨が降り続いて、あるいは降った直後で、水かさが増え続けているときは
どんな車であろうと危険ですが、この日のように乾いていきつつあるときは
自分の車が水より高いか、低いかの判断です。
入って行くのはもちろんみんな四駆。車高の高い車です。
対するほの車は小さなハッチバック。
冒険のぼの字も夢見てはいけないクルマです。
急ぐ私には辛い選択ですが、四角形の三辺を走る道を選ばざるを得ません。
直ちにUターン。来た道を戻り高速道路へのそれなりに長い道のりを急ぎます。
高速道路に入ってちょっと安心。
あとは間違えずに目的地に一番近い出口で出さえすれば、時間までに着けるはずです。
ラジオに耳を傾けながら走っていると、いきなり入電。
知らない番号からです。
取るべきか、取らざるべきか。
ここのところ、勧誘とか詐欺まがいの電話がやたら多いのでちょっと迷います。
それでも訪問先関連からの電話だったらいけないと思い、
取ろうと思ったそのとき…
(注:ほの車は古めですがBluetooth<ブルートゥース>
だけはついてるので電話は取れます。)
通り過ぎた標識に、降りようと思っていた目的地近くのインターチェンジ名を見たような気が。
えっ? まだ先だと思ってたのに。もうそんなに来てたの?
デンワのコール音がより気持ちを焦らせ、ちょっとしたパニック状態に…。
この辺り田舎の高速道路は一つ降り口を逃すと次までがとても長かったりします。
とりあえず、降りよう。違ったらまた乗ればいい。
そう判断して、次の出口を降りました。
その瞬間鳴り止んだ電話。
取れずにちょっとがっかりしながら、降りたところで標識を見ながら現在地確認。
やっぱり違う。
目的地はまだまだ先です。
ドンマイ。そのまま高速に乗ろう、と次の判断を下したそのとき
「あッ!!」と思い出した衝撃の事実…。
そうだった。ここのインターチェンジは降り口のみで乗り口が無いんだった。。。
呆然。
どうしてこんな作りにするのかまったくわからないけど、
結構あるんです。こういう出口。
とにかく目的地に向かわなくては。
仕方なく高速に沿った道をひた走ります。
水に浸ってたりしませんように、と祈りながら。
幸い道はそれなりの幹線で、アップダウンのたびに
ちょっとどきどきしながらも無事に次のインターチェンジまでたどり着き、
その先は間違うこともなくなんとかぎりぎり目的地に到達することができました。
ふう。
遠回りしすぎるといえば。
昔、ハビ(hubby=夫)さんとさらに田舎をドライブしたときも、たくさん回ったことありました。
せっかくのドライブだから幹線を避けて、田舎道を選んだ私たち。
観光局からもらったぺらっとした地図を頼りにそれでも途中までは思う通りに進んでいるつもりでした。
ところがあるところから地名が合わなくなります。
一回合わなくなると、現在地を知るのはとても大変です。
携帯の電波も圏外なのか、山合いだから狂うのか、あらぬ方を指しています。
あっちだ、いやこっちだ。右か左か。私の勘がこっちって言ってる。
上ったり下りたり、くねくね曲がったり。
すると、見たことのある風景が…。
なんと、迷い始めたところへ戻って来ていたのでした。。。
すっごい勘!
いや、うっそうとした山の中では勘も鈍るのでしょう、きっと。
携帯が電波を受信できないように。樹海の中の方位磁石のように…(苦)。
その後、もう一度同じような過ちを繰り返して2周目を回り、
人に訊いて幹線に戻ってやっと地図に載っているところへ戻って来たのでした。
急がば回れ。でも回るのは一度きりに抑えたいものです。。。
長いのに最後までおつき合いいただきありがとうございます。
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