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オーストラリアで犬を飼う – ②はいつくばって (?!) 仔犬を迎える準備

首輪にリード、ベッドとエサ用のボウルを買って…それだけじゃないんです。

もっと大事な準備があるのです。

 

こんにちは。ほのかです。

「準備って…気が早すぎ!」

と思うかもしれません。

仔犬を家に迎えるまで、たいていは数週間の待ち時間があるはずですから。

 

でも、準備に意外と時間がかかることも多いのです。

どんな準備かといえば、仔犬の居る場所を
パピー・プルーフ(=仔犬に耐える仕様)にするというお仕事。

仔犬は何でも噛みたがったり、食べてしまったりしがちです。

仔犬の届く範囲にある危険物や噛まれては困るものなどを
全部取り去らなくてはなりません。

 

転がす

 

まず最初に考えなくてはならないのは、
仔犬の居場所をどこにつくるかということ。

家の中で飼うのか、外で飼うのか。

あるいはベランダやパティオのようなところにするのか。

家の中ならどの部屋に犬のベッドを置くのか。

外ならどこに犬小屋をセットするのか。

 

居場所が決まったら、仔犬の居場所を徹底的に
パピー・プルーフします。

仔犬の届く範囲に危険な物はないか、噛まれては困るものはないか
犬目線で見て、該当するものはひとつずつ取り除かなくてはいけません。

電気コードなども噛まれるので置かないのが理想的ですが、
どうしてもどけられない場合は犬が噛めないようガードする必要があります。

仔犬の口に入るようなものはどけ、ぶつかったら
ケガをしそうなものも布でくるむなどのガードをします。

伸び上がったら届きそうな棚などからも物はどけておいた方が良さそうです。

 

ひっくり返してないもん

 

傷つけられたくない家具も仔犬を入れない部屋に移すか、カバーをかけておきましょう。

もんは家具はいじりませんが、食べられるものは何でもかじっては食べてしまいます。

ぬいぐるみのワタ、プラスティックやゴム、縄のおもちゃ、ベッドの中綿…。🙄

パティオの仕切りに使ったカラーボックスの合板や押さえの板もかじって食べてます。😓

出入り口のところに出っ張っていたレンガの目地も削ってなめてました…。😱

 

わが家ではゴキブリよけにホウ酸だんごを手作りして
部屋の隅に置いていたのですが、
家の中で仔犬を飼うことになったので、全て取り除き処分しました。

つもりでした。

ところが、バスルームのドアの後ろ側に置いてあったひとつを見逃していて、
それをある日もんが見つけて食べてしまったのです…!

 

大事にベッドに持ち帰ってかじったらしく、ベッドの上に
ボロボロと落ちているものを見ると食べてしまったのはごく少量だったものの、
小さなパピーには少量のホウ酸も命取りです。

さらに、中に入れてある玉ねぎも犬には毒なのです。

 

確認

 

吐かせようともんの口の中に指を突っ込むけれど、簡単に吐いてはくれません。

口の中を水で洗い、背中やお腹をさすり、また指を突っ込んで…。

泣きながら、お願いだから吐いてと祈りながら。

 

獣医さんに連れて行くしかないかな、と立ち上がりかけたとき、
もんがホウ酸だんごのかけらたちを吐き出してくれて、事なきを得ました。

みなさんはこんな間抜けなことはしないでしょうけど
どうぞ気をつけて、あくまでパピー目線で隅々までチェックして
完璧にパピー・プルーフくださいね。

 

れんのときも、今のもんも、わが家ではランドリー(洗濯室)がパピー部屋です。

そこにベッドを置き、チャイルド・ゲートを買って来て出入り口に据え付けました。

普段は空けておくけど、夜寝るときや
ちょっとそこまで外出というときにはゲートを閉められるよう。

パピーは部屋からは出られないけど、別の部屋にいる私たちの音や気配は感じられます。

 

パティオやベランダ、庭で飼う場合も同様にパピー・プルーフします。

 

庭を…

 

仔犬がいる場所からは障害物、危険物を除き、
仔犬にとって危険な物がある所へは立ち入れないように仕切ります。

庭で飼う場合はパピーが出入りできるところに
有害な植物は植わっていないかもチェックしましょう。

チューリップやユリ、つつじ、水仙、カーネーションに
アロエ、ゴムの木、蔦などは犬には毒なのだそうです。

 

庭に植わっている植物が犬にとって有害かどうか調べ、
害のある場合は柵をしたりしてアクセスできないようにしなくてはなりません。

雨の後に生えるキノコにも注意が必要です。

また仔犬の口に入る大きさの石などが敷いてあるところにも
入れないようにしておかなくてはいけません。

飼う場所によっては結構な大仕事になるでしょう。

 

これもかわいいパピーにケガや病気をさせないための準備です。

きちんと整えれば仔犬にとっても安全快適だし、
私たちも「それは噛んじゃダメ!」とかいちいち怒らなくて済みます。

頑張ってはいつくばって、隅々まで安全対策してあげてください。

 

きまりごと

 

ひとたび環境が整ったらあとはカンタン。

首輪、リード、ベッドに餌のボウルなど必要な小物をそろえるだけです。

クレートを使おうと思っている人は、
慣れられるよう予め買っておいた方がいいかもしれません。

大人になっても使える大きさのものを。

 

同時にドッグフードを買っておきたいという人もいると思います。

でも最初はブリーダーの人が何をあげているかを聞いて、
同じものをしばらく食べさせた方がいいようです。

パピーのお腹はデリケート。
急にエサを変えると体調をくずすこともあるので。

環境の変化に慣れてから徐々に変えるようにしましょう。

 

準備が整ったら、いよいよお迎えです。

続きます。。。

 

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