マイテンポで豪州田舎暮らし
地球の隅っこからスローライフれぽ
オーストラリア生活

田舎の一本道で超絶大渋滞にハマったときは…

こんにちは。ほのかです。

田舎暮らしには不便がつきもの
ですが、良いこともあります。

そのひとつが渋滞知らずの
快適なドライブ環境。

 

自宅から会社まで約30分の通勤路は
時速制限が80~110km。

渋滞しないのできっかり
時間が読めるのが利点です。

緑の中を快適にびゅーんと駆け抜けて
始業時間ギリギリに滑り込めます。

雨が降り続いて
道が水に浸らない限り…。

 

木曜日の夕方も、仕事が終わり
快調に高速道路を走っていました。

と突然、前方の車が
ブレーキを踏んだのです。

慌ててこちらも急ブレーキ。

大きな上り坂の頂上手前でした。

行列

こんな所で止まる訳もわからないまま
坂を上がりきってびっくり。

目の前には遥か彼方まで
大渋滞が広がっていたのです。

事故…?

だとしたら二車線を塞ぐ大事故。

だって止まったまま動かないし。

いやそれともひょっとして…?

 

やっと思い当たったのが
3つ先の出口の先でこの週末行われる
ミュージック・フェスティバル
Splendour in the glass。

金曜からだとばっかり思ってたら
今日からだったなんて。

ってことは10kmは渋滞確実。

 

10kmの渋滞なんて日本じゃ
大したことじゃありませんが
この田舎ではあり得ない大ごとです。

何しろ田舎の一本道で
迂回路なんて無いので。

待つよりほかありません 😓

 

日は暮れ、どしゃ降りの中
ちっともおもしろくない
ラジオを相手に
ひたすら詰まること30分。

右車線がやっと少しずつ動き出し
それから10分ほど後には運良く
渋滞を抜け出すことができました。

左車線はぴたっと止まったまま
まったく動いていませんでしたが。

高速の出口を出た先の先まで。。。

 

ここに並んでる人たちは
さらに1~2時間は
並ぶんだろうと思っていました。

でもそれは甘すぎる読みだった…。

TSMH記事

そもそも渋滞の先頭が
会場に入れなかったのですから。

会場にキャンプする人たちは
前日である木曜に入り、
フェスティバル終了翌日の月曜まで
出ることができないのです。

 

ルールに従って木曜に到着したのに
一面泥となった会場に入れてもらえず
車の中で夜を明かした人は数知れず。

夕方5時半に着いてから、翌朝
8時半になってもまだ並んでたって…
15時間の渋滞?! 😱

そんな思いをしてでも
行きたいのね。。。

 

もっとも誰もが事前に安くない
チケットを買わされているんだから
今さら後にひけないというのも
あるのでしょうが。

若き同僚のRちゃんも
事前にチケットを購入して
友だち大勢と一緒に行くのを
楽しみにしてました。

金曜はお昼前に仕事を終えて帰宅。

そこに “今日は中止” の知らせ…。

 

雨によって泥沼と化した
会場のコンディションから
メインステージのイベントが
全て中止されてしまったのです。

どろどろ歩く

でもRちゃんも友だちも
みんな仕事を休んで
この日のために準備しちゃったし。

メインはキャンセルされたけど
他のいくつもの演奏は続行だし
結局みんなで行くことにしました。

歩いて。。。

 

というのも各地から会場へと
向かうバスも混乱続きで
バス停には長蛇の列。

2時間、2時間半待っているけど
未だ来ないとtweetされていたので。

 

会場に一番近いRちゃんの自宅に
みんな集合して、
そこから2時間歩いて会場へ。

“歩いては入れませんよ!”
会場入り口で拒否られるも
無視してみんなで通過。

 

車も入れてもらえないのに
他にどうやって来いと言うんだ?

同じように歩いて来た人たちも
続々と続いて中へ入って行きます。

泥の海へ。

ABCニュース

もちろん長靴を履いているけど
立っていても沈んでいく
底なし沼感のある泥地状態。

場所によっては長靴も埋まるほどの
泥水が溜まっています。

Rちゃんも案の定帰り際に
長靴ごと泥水に浸してしまい
泥水と一緒に家まで2時間
歩いて帰ったそうです。😅

ご苦労さま。。。

 

木曜の夜の大渋滞、
金曜のプログラムの中止と
最悪の出足だったフェスティバルも
幸いの天気の好転で
土日曜は3年ぶりの開催に
漕ぎつけたようです。

もちろん泥はそのままで
大勢の人出になかなかの
カオスだったようですが
それでもみんな
楽しんで来たようでした。

Rちゃんは金曜でもう十分
(泥を)堪能したので
土日は行かなかったそうですが。

泥ドロどろ

泥まみれのありさまから
Splendour in the mud とか
Splendour in the swampなどと
呼ばれた今回のフェスティバル。

雨で沼地化したキャンプサイトから
出たくても出られず
眠れぬ3泊を過ごした人々もいれば

キャンプサイトを
移動させられた人たちも。

また直前になって18歳未満は保護者の
同伴なしでは入場不可になるなど
予定やルールの変更が相次いだことが
さらなる混沌を招いたようです。

 

フェスティバル会場付近の道を走ると
道路際に無数の靴の跡がついた
泥の轍が何キロも続いていて
遠くからたくさんの人たちが
歩いて来たことがわかります。

今回を教訓に、来年は潤滑な運営を
してくれるよう祈ります。

少なくても大渋滞は起こさないで
いただけると助かります。。。

 

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