こんにちは。ほのかです。
ニュースサイトで、こんな記事を見つけて読んでいました。
昨年初めまでの10年ぐらい、観光客に大人気だったバリの
チュニガン、レンボンガン島のその後の話です。
コロナウィルスの世界的なパンデミックに伴うロックダウンで閉ざされたツーリズムのドア。
観光業に頼っていた地域はどこも大打撃を受けました。
海外からのツーリストが多かった地域であればあるほど痛手は大きく、
未だに立ち上がりれずにいる会社が大多数です。
この状態が長引くにつれ、海外向けから国内向けにターゲットを変える会社や、
まったく違う分野に仕事を探す人、経営の方向性や内容を変える会社も増えました。
今までの収入減を断たれたら、何か別に収益を上げる方法を考えるしかありません。
このABCの記事は、ツーリストの消えたチュニガンの海岸に
昔ながらに海藻を養殖する海藻ファームが戻って来た様子と
島やその周辺の人々の生活の変化をレポートしています。
赤や緑のパッチを敷き詰めたような海岸の風景の空撮や
周辺のビデオが島の今の様子を鮮明に映し出す今の島の様子です。
若い世代の誰もがお金にならない海藻ファームより、その数倍稼げる、
そしてより’将来性のある’仕事に思えたツーリズムに職を求めたこの10年。
誰もがツーリズム”中毒”になっていたと書いてあります。
コロナによって観光客が消えた後、彼らは海藻ファームに戻る以外に
生計を立てる手立てはなくなり、こうしてファームが復活したのです。
見た目ほどのんびりとしているわけではなく、
常に潮の流れとの闘いだというこの仕事は、重労働である割には
低収入だけど、なんとか家族の生活は賄えているそうです。
そんな彼らは「ニューノーマル」は自分の島と伝統的な暮らしと
再びつながる機会だったと言っています。
ツーリストがいなくなり、確実にきれいになったという海岸。
次に観光客が戻って来たとき、ツーリズムを再発展と同時にこの自然とともに生きる生活ともバランスを保って行かなくてはならないと彼らは語っています。
英語ですが、映像がきれいなので、よろしかったら見てみてください。
バリ島だけではなく、観光客を歓迎する世界中ほとんどの国が同じ問題に直面しています。
そしてこの「鎖国状態」で打撃を受けたのは観光業だけではありません。
さまざまな職種が大きな影響を受け、この時代を生きていくために
転職や経営方針の転換、鞍替えを強いられました。
その転換で波に乗った人もいれば、大半は今も模索中なのではないでしょうか。
そんな時代に、今まで存在しなかった制限を受けながら生きる私たち。
そんな時代だからこそささやかな幸せが光って見えます。
それを大切に心に温めたいとおもうようになります。
appreciate
その気持ちをどう表現しようか考えて、この言葉を使っていました。
~の良さがわかる、とか、~をありがたく思う、とか、称賛する、などと訳されます。
お陽さまの下、ゆっくり散歩ができること。
こうやって海で泳げること。友だちと会えること。
一時、誰も、どこにも行かれなかったときを考えると、
今のオーストラリアでの生活はいろいろなところで恵まれていると思います。
日本の家族や友達に会いには行けないけれど。
この先、まだどうなっていくかもわからないけど。
早く行き来ができるようになってほしい、自由に動き回れるように
なってほしいと願うけれど、ひょっとしたら当分ならないのかもしれない。
ならばなおさらのこと、日々の生活を大切に味わいたい、感謝したい。
できないことではなくて、できることを数えたい。
そんな話を同僚としたら、彼女は同じ気持ちで”embrace”する、と表現しました。
受け容れる。抱きしめる。
海に浮かんで地球を抱きしめる。友達を抱きしめる。
もんを抱きしめるw。
そうやって自分のきもちを抱きしめることで、
日々を大切に、ささやかにhappyに暮らしていきたいと思うのです。
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