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ヨーグルトメーカーなし! お鍋で発酵させる手作りヨーグルト

自家製フレッシュヨーグルト

お家で作った混ぜ物なしのヨーグルトを毎日食べられたらいいですよね。

でもヨーグルトメーカーを買うほどまでたくさん作るかわからないし…という方に。

ヨーグルトメーカーなしでのヨーグルトの作り方二通りです!

自家製ヨーグルトのメリット

オーストラリアでは牛乳は手頃です。

2リットル、3リットルの大きなものを買えばさらに安価になります。

それに比べるとヨーグルトは高価で、その差は日本よりぐっと大きくなります。

だから手作りヨーグルトのコスパはより高い。

ヨーグルトを家で手作りするメリットは、

  1. コスパ高 – 市販のヨーグルトより安く作れる
  2. 添加物ゼロ
  3. 自分で好きなフレイバーをつけられる

などなど。もちろんヨーグルトを食べる数々のメリットはそのまま。

乳酸菌で腸内環境が良くなる、免疫力を上げる、カルシウム補給、コレステロール値を下げるなど、まだまだ数えきれないほどありますね。

私にとって一番大きいのは添加物なしであることと、プラスティックではなくガラス瓶の中で作られそのまま保存されること。

材料のミルクと種ヨーグルトをきちんと選んで衛生的に作ればこれほど安心なヨーグルトはありません。

お味も好きです。市販のヨーグルトよりさっぱり爽やかに感じます。

これは材料によって変わるのでしょうね。

そして上にも書いたようにコスパです。

わが家ではドレッシングやソース、ときにラム肉のマリネなどにも使えばパンケーキを作るときに入れたりもするのでヨーグルトは常に冷蔵庫にあって欲しいものなのです。

自家製ならば作る量も自分で調節できますね。

プレーンヨーグルト

ヨーグルトメーカー無しでどう発酵させるか

ヨーグルトメーカーを使わないなら、代わりに保温できる方法を考える必要があります。

でも面倒くさいのはパス。

私は下の二つの方法のどちらかです。

1. 大鍋にたっぷり入れたお湯の中で発酵

2. 底に湯を張ったクーラーボックスの中で発酵

どちらも超カンタンです。

時間はちょっと長めにかかりますが。

それでも夕方セットしたら翌朝にはだいたいできますよ。

では作ってみましょう!

自家製ヨーグルトの作り方

材料

牛乳          500ml   無添加、無調整のもの、できればオーガニックの牛乳を。
ヨーグルト 大さじ4  最初だけは市販のヨーグルトが必要です。次回からは出来上がったヨーグルトを使います。

作り方 その1) 大鍋で発酵

用意するもの

ビン  牛乳とヨーグルトが入る大きさの蓋つきガラスビン
鍋   牛乳を温める用
パスタ鍋などの深鍋  発酵に使います。
スプーン(大さじ)

手順

1) 鍋に牛乳を入れ火にかけます。

2) 鍋の周りにふつふつと泡ができ始め、表面にうっすら膜が張るくらいまで温まったら火を止めます。

牛乳を加熱

3) 2)を熱いうちにビンに注ぎます。これでビンの消毒を省けます。

牛乳をビンに注ぐ

4) 冷まします。時間を短縮したい場合は、水を入れた深鍋にビンを入れて冷やせば早まります。間違ってビンの中に水が入ったりしない深さにしましょう。

5) 種ヨーグルトをすくって入れるスプーンとビンのふたの内側に軽く熱湯をかけて消毒しておきます。

6) 指を入れて心地良い温かさにぐらいに冷めたら種ヨーグルトを入れ、やさしく混ぜます。指はもちろん突っ込む前にきれいにしておいてくださいね。

種菌を入れる

7) ビンにフタをして深鍋に入れ、蛇口から出せる最高温度のお湯を入れます。お湯がぬるい場合は、沸かしたお湯を足しましょう。ビンの中の牛乳の高さまでお湯をはります。

深鍋に入れて湯を注ぐ

8) 深鍋にフタをするか、厚めのふきんやタオルをかけてそのまま8時間から12時間ぐらい置いて発酵させます。夕方作ったら朝まで、朝作ったら夜まで、という感じです。

9) 見た目に固まって、分離したホエイが表面に層を作ったらで発酵過程終了です。固まっていない場合はお湯を入れ替え、さらに半日ほど置きましょう。

出来上がり

10) 出来上がったヨーグルトはかき回したりせずそのまま冷蔵庫に1日ほど入れてさらにしっかり固めます。

作り方 その2) クーラーボックスで発酵

用意するもの

ビン  牛乳とヨーグルトが入る大きさの蓋つきガラスビン
鍋   牛乳を温める用
クーラーボックス  発酵に使います。
スプーン(大さじ)

手順

1)~6) 牛乳を沸かしてビンに入れ、適温になったら種ヨーグルトを入れるところまでは、上記の 作り方 その1) 大鍋で発酵 ステップ1)から6)と同様です。

7) クーラーボックスの底に小さめのザル、ボウルまたは茶碗などを逆さに置き、ヨーグルトのビンがお湯に浸らないよう底上げをします。ここではココット型を置きました。

セッティング

8) 熱湯を土台の高さの半分くらいまで注ぎます。

熱湯を入れる

9) 7)でセットした土台の上に6)のビンにフタをして載せ、フタをしてそのまま8時間から12時間置いておきます。途中で1~2度熱湯を足してあげるとより早く発酵します。お湯を足す場合はビンにかからないよう、また熱湯の水位がビンの底に届かないようにしましょう。

ビンを設置

10) 見た目に固まってホエイが表面に溜まっていたら出来上がり。このまま冷蔵庫に1日入れて、さらにしっかり固めましょう。固まっていない場合はさらに熱湯を足し、フタをしてもう半日ほど発酵させましょう。

完成

まとめ

どうですか? 拍子抜けするぐらい簡単では…?

以前にクアークを作ったときと同様で、多少温度の低いところに置いても時間をかければできるのではないかとひそかに思っています。

クアークはこちらです。

ガーリック&チャイブ入りクアーク
置いとくだけ。世界一簡単な生チーズ クアークのつくり方柔らかいものからハードなものまでチーズには目のない私。 いつかチーズづくりにチャレンジしてみたいとずっと思ってきました。 でも、...

だから半日置いて、固まらなければさらに数時間なり半日なり温かい環境に置いておけばいいのです。

必要なツボだけ押さえておけば。

ではそのツボです。

[jin_icon_check color=”#f7cc60″ size=”18px”] 清潔な用具を使うこと。ビンの蓋とヨーグルトを入れるスプーンには軽く熱湯をかけておき、冷ましてから使います。

[jin_icon_check color=”#f7cc60″ size=”18px”] 牛乳は必要な温度まで沸かすこと。沸いたら熱いうちにビンに入れること。

[jin_icon_check color=”#f7cc60″ size=”18px”] 出来上がったところでかき回したり味見したりしてみたくなりますが、ぐっと我慢。そのまま冷蔵庫に入れて一昼夜しっかり固めるのがおいしく食べるコツです。

しっかり固まったらそのまますくって食べるのも、よくかき回してなめらかクリーミーにしてから使うのも自在です。

たっぷり楽しめますよ!

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